毎日新聞 2010年12月31日(金)10時27分配信

 ◇消費者物価と連動 05年基準で0.3%以上減

 なるほドリ 来年4月から年金の額が減るって、お年寄りが話していたよ。なんで?

 記者 年金制度には「物価スライド」という仕組みが取り入れられていて、物価の変動に合わせて支給額を決めることになっているからです。今年は生鮮食料品を含む全国消費者物価指数の下落が確実だとみられています。これに伴って政府は年金の支給額を減らすことを決めました。

 Q 去年の物価と比べるの?

 A いいえ。今回の基準年は05年です。というのは、年金の支給額を減らす場合、「前回減らした年度の前の年の物価を基準にする」と決まっているからです。前回減らしたのは06年度なので、05年の物価と比較します。今年12月の物価が11月と同じだと、年平均の物価指数は05年を100とした場合、99・7になります。つまり、05年より0・3%下がるので、年金額も0・3%減らす計算になっています。12月の物価がさらに下がれば、引き下げ幅が0・4%になる可能性もあります。

 Q 日本はデフレで物価がずっと下がっていたんじゃないの。何で今年になって急に減らすの?

 A 意外かもしれませんが、05年を基準にすると06年と08年は前の年よりも物価指数が上がっています。09年から今年にかけて物価が下がり、とうとう05年の水準を割り込んだのです。

 Q 物価が上がった時は、もらえる年金も増えるの?

 A 実はそうではありません。これにはわけがあります。00年代初めに物価が下落基調となった時、当時の政府はお年寄りの反発を恐れて支給額を減らさずに3年間据え置きました。だから、厚生労働省によると、今年度の年金の支給水準は、物価の変動をそのまま反映させた場合に比べて1250円ほど高いんだそうです。この差を埋めるため、04年の年金改革で、物価が上がっても年金の支給額は上げず、基準年より物価が下がったら年金の額を減らす今の仕組みを導入したんです。

 Q それで、年金は一体いくら減るの?

 A 下げ幅が0・3%なら、国民年金で40年間保険料を払い続けた人の場合、200円下がって6万5808円に。厚生年金の場合は、40年間働き続けて平均収入が年間430万円程度のサラリーマンと専業主婦の夫婦2人分で、709円下がり23万1883円となります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101231-00000004-maiall-bus_all
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