週刊金曜日 2月13日(月)11時58分配信

「アカウンタビリティ」が最初に政治の世界で用いられたのは、薬害エイズ事件の時だったと記憶する。証明責任を意味するこの言葉をしばしば口にしたのは、当時厚相だった菅直人氏だった。厚生官僚たちが存在を否定していた薬害の証拠である「郡司ファイル」を探し出させ、被害者たちに謝罪したことで、菅氏は一躍「首相にしたい政治家ナンバーワン」に躍り出た。

 それから一三年を経て民主党は政権を獲り、その一年後に菅氏は念願の首相に就任する。その在任中の昨年三月一一日に東日本大震災が起き、東京電力福島第一原発事故が発生した。

 前代未問の大災害の勃発に、当時の政府が対応に苦慮したのは報道されている通りだが、それが最善だったかどうかについては今後の検証に委ねられることになる。だがこの度、その資料となるべき議事録が欠落している事実が発覚した。

 今年一月二七日に内閣府が公表したところによると、同震災に対応する一五会議のうち原発事故経済被害対応チームなど五会議は議事概要を作成するも議事録はなく、政府・東京電力統合対策室と電力需給に関する検討委員会については議事概要も不完全、原子力災害対策本部と緊急対策本部、被災者生活支援特別対策本部については議事録も議事概要もないということだった。

 これについて公文書管理を担当する岡田克也副首相は一月二四日の会見で「事後的に(議事録を)作ることが認められないわけではない」としつつ、関与した者について「ただちに処分とかそういった話ではないように思う」と述べている。

 確かに公文書管理法によればそうなるだろう。では災害から一年近くたった今でもなお作成されていないのはなぜなのか。そもそも忙しさにかまけた単純な「不作為」なのだろうか。意図的な毀棄や隠蔽ではないのだろうか。そうなると事情が異なる。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120213-00000301-kinyobi-pol
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