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プレジデント 2月22日(水)16時10分配信

■がんは平均100万円、入院費用1日1.6万円

 2011年10月、米アップル社の創業者のスティーブ・ジョブズ氏がすい臓がんで亡くなった。圧倒的なカリスマ性でIT界を牽引し続けた経営者の命を奪ったがんという病気は、日本人の死因のトップ(約30%を占める)でもある。そこでまずは、がんについて、老後医療のコストを考えてみたい。もし自分や家族ががんになったら、治療費は一体いくらかかるのか。

 国立がん研究センターがん対策情報センターの調査によれば、「年齢階級別がん罹患率」は30~40代では女性が男性よりやや高く、50代に入って男女ともに急増。そして60代以降は女性より男性が顕著に高くなるという結果が出ている。それにもかかわらず、がんの治療費については「かなり高額」な印象こそあるが、正確な金額をイメージできる人は多くない。老後のがんのリスクに賢く備えるには、どう手を打つべきなのか?

「一般的ながんの治療費は平均100万円ほど。早期に発見して健康保険が適用される標準治療だけで済めば、自己負担額は50万円程度で収まることも少なくありません。しかし、それはあくまでも手術・入院前後の費用のこと。実際には手術が成功して無事に退院できても、再発予防や定期検査などで通院を続けなければならず、長期的にがんと付き合っていかざるをえないケースが多いです」
 自身も乳がんの告知を受け、今もなお治療を続けているファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんは語る。
「もし再発や転移を繰り返せば、数年にわたって抗がん剤などの治療を続けることになり、自己負担の総額が数百万円単位に膨れ上がることもあります。さらに再発のリスクを減らすため、退院後も数年間は通院してホルモン治療などを続けていかねばなりません。がん治療は予後のQOL(生活の質)に関わる費用も含めて、中長期的な資金計画が必要になるんです。年金から食費を削って抗がん剤治療を受けている高齢者も実際にいるほどで、保険のきかない高額な先進治療を受ける場合、『お金の切れ目が命の切れ目』ということも十分ありえます」

 がん治療の特徴は、受ける治療方法によって費用が大きく異なるということだ。未承認抗がん剤を海外から輸入して使用した場合などでは、1000万円以上もの高額な治療費がかかる事例もある。
「がんと闘病するうえで必要なのはお金ですが、同じくらい“情報”も重要です。例えば、1カ月あたりに支払う保険診療の医療費が一定額(一般的な生活水準の人であれば約8万)を超えた場合、それ以上の支払額が戻ってくる『高額療養費制度』などの公的サポートがありますが、これらは自分から申請しなくては利用できないセルフサービス型の制度です。治療計画を医者任せにするのではなく、自分自身で多くの情報を収集して使える制度はどんどん活用し、より良い治療を受けるという意識が大切。大病院なら医療ソーシャルワーカーに制度についてのアドバイスをもらうこともできます」

 治療を続ける黒田さんだが、自身のこれまでの「(医療費や交通費などを含む)がんにならなければ、支出しなかったであろう金額」は、274万円程度だった。医療費は222万円で、そのうち乳房再建費用(保険適用外)に150万円、先進医療(乳がんにおけるセンチネルリンパ節の同定と移転の検索)に5万円かかった。そのほかでは、交通費や入院時の日用品購入費用が意外に嵩(かさ)んだという。


■しくみが複雑な保険は回避するのが得策

 がんに限らず、疾病ごとの治療法、クスリ、期間、病名に個人差が大きくあるが、老後の医療費は平均的にいくらかかるだろうか。総務省「家計調査」によれば、1カ月の保健医療費の支出は1万5725円(07年調査、世帯主60歳以上無職世帯)である。年間18万8700円、平均寿命の82.9歳までに432万1230円かかる計算だ。この数値を見る限り、がんを中心に老後の医療費を見積もっておけばまず間違いはないだろう。

「自分や家族が突然病気に倒れたときに対処するための医療用資金のことを『エマージェンシーファンド』といいます。40歳を超えたら、家族一人あたりに対して100万~300万円のエマージェンシーファンドを用意しておけるかどうかが、老後医療におけるリスクヘッジのひとつの目安です」
 と指摘するのは、千葉商科大学大学院教授であり、『58歳からのマネー防衛術』の著者でもあるファイナンシャルプランナーの伊藤宏一氏だ。
「結論からいえば、高齢者の老後医療の備えとしては保険よりも貯蓄のほうが重要です。主な病気の入院費用の自己負担額は、平均して日額1万6000円ほど。それに対して一般的な医療保険の支払額は日額5000~1万円です。一入院あたりの平均期間は大体40日ほどですから、ある程度以上の備えがある人にとっては、保険のメリットはあまり大きくないんです。

 まだエマージェンシーファンドがたまっていない若いうちなどは、保険を上手に使うことでリスクを回避できますが、しくみのわかりづらい複雑な保険に長く加入し続けるのは無駄が多いですね。お勧めはどんな病気にも適用できるシンプルな医療保険にだけ加入しておき、貯蓄を増やすこと。将来的にキチンと貯蓄でカバーできるなら、割高な終身タイプの保険を選ぶ必要はありません。特約であれこれ付けたりせず、10年更新の掛け捨てで『自分はこれでいいんだ』と割り切るのが賢い方法です」

 脳卒中や心筋梗塞など、特に不安要素があるなら3大疾患保険(特約)に加入するのもいいが、その際は「診断給付金」と「通院給付金」が支払われる保険を選ぶのがポイント。現在の医療は通院中心に変わってきているため、実際の治療に適用できる保険でなくては意味がない。
「また、がんの治療費は確かに高額ですが、実は心疾患や高血圧、メンタル疾患といった慢性病のほうが長期化しやすく、治療費が高くなるケースもあります。より広い視点でリタイア後の資産活用を考えるなら、現在の円高を活かして海外の医療サービスを受けるというのも手ですね。タイあたりでは完全に日本語が通じる設備の整った病院も多いですから、長期の入院が必要な病気では特にメリットが大きいですよ。

 文字通りの意味で“健康は財産”です。やみくもに高額な医療保険に加入するよりも、酒やタバコを控えたり、適度な運動をして心身の健康をキープすることが、長期的にはもっとも低コストな老後医療のリスクヘッジになるといえますね」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120222-00000301-president-bus_all
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2012.02.26 Sun l 年金 l top ▲
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