加入期間、賃金水準で差
Q 高齢者が実際に受け取っている年金額は、いくらぐらいですか。
A 受給額は、どの制度に加入していたかによって、大きく異なります。
まず、ずっと自営業者や専業主婦などで、厚生年金に加入したことのない人について見てみましょう。
社会保険庁の調べによると、基礎年金(国民年金)だけを受給している人の平均月額は、約5万1000円(2006年3月末現在)です。
男性の平均が約5万6000円なのに対し、女性は約4万9000円で、約7000円の差があります。
基礎年金の受給額は、低所得による保険料免除を受けた場合を除き、基本的には公的年金に加入した期間の長さに比例します。現行では、40年加入すると満額の月約6万6000円が支給されます。ただ、未納や未加入だった期間があると、金額が減ります。
特に、女性の約4割は月4万円未満しか受け取っておらず、受給額が少ない人が目立ちます。
サラリーマン世帯の専業主婦(国民年金の第3号被保険者)は、保険料を納めなくても基礎年金を受け取れますが、この制度ができたのは1986年。それより前の期間は、保険料を払って任意加入していなかった場合、老後の年金額に反映しません。このことが、女性の年金が少なくなる大きな原因です。
次に、民間企業で長く働いた人の年金額を見てみましょう。
社保庁によると、厚生年金に20年以上加入していた人の平均月額は、約16万5000円(06年3月末現在、基礎年金を含む)です。男性の平均が約19万円なのに対し、女性は約11万円と、大きな開きがあります。
厚生年金の受給額は、加入していた期間の長さだけでは決まらず、賃金水準が高かった人ほど受給額が多くなる仕組みです。
このデータで、女性の勤務年数の平均は約24年と、男性の約35年より、11年ほど短くなっています。働いていた期間の平均年収(推計値)も、男性518万円、女性287万円。女性は男性の6割弱に過ぎません。
女性は出産や子育ての時期に勤めを辞める例が多いことが、厚生年金の受給額が男性より少なくなる、大きな原因になっているとみられます。
グラフには、厚生年金の受給月額の分布を示しました。男女間の差が大きいだけでなく、男性の間でも受給額にかなりの格差があることがわかります。
Q 高齢者が実際に受け取っている年金額は、いくらぐらいですか。
A 受給額は、どの制度に加入していたかによって、大きく異なります。
まず、ずっと自営業者や専業主婦などで、厚生年金に加入したことのない人について見てみましょう。
社会保険庁の調べによると、基礎年金(国民年金)だけを受給している人の平均月額は、約5万1000円(2006年3月末現在)です。
男性の平均が約5万6000円なのに対し、女性は約4万9000円で、約7000円の差があります。
基礎年金の受給額は、低所得による保険料免除を受けた場合を除き、基本的には公的年金に加入した期間の長さに比例します。現行では、40年加入すると満額の月約6万6000円が支給されます。ただ、未納や未加入だった期間があると、金額が減ります。
特に、女性の約4割は月4万円未満しか受け取っておらず、受給額が少ない人が目立ちます。
サラリーマン世帯の専業主婦(国民年金の第3号被保険者)は、保険料を納めなくても基礎年金を受け取れますが、この制度ができたのは1986年。それより前の期間は、保険料を払って任意加入していなかった場合、老後の年金額に反映しません。このことが、女性の年金が少なくなる大きな原因です。
次に、民間企業で長く働いた人の年金額を見てみましょう。
社保庁によると、厚生年金に20年以上加入していた人の平均月額は、約16万5000円(06年3月末現在、基礎年金を含む)です。男性の平均が約19万円なのに対し、女性は約11万円と、大きな開きがあります。
厚生年金の受給額は、加入していた期間の長さだけでは決まらず、賃金水準が高かった人ほど受給額が多くなる仕組みです。
このデータで、女性の勤務年数の平均は約24年と、男性の約35年より、11年ほど短くなっています。働いていた期間の平均年収(推計値)も、男性518万円、女性287万円。女性は男性の6割弱に過ぎません。
女性は出産や子育ての時期に勤めを辞める例が多いことが、厚生年金の受給額が男性より少なくなる、大きな原因になっているとみられます。
グラフには、厚生年金の受給月額の分布を示しました。男女間の差が大きいだけでなく、男性の間でも受給額にかなりの格差があることがわかります。
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