10月31日13時18分配信 毎日新聞

 持ち主不明の「宙に浮いた年金」の解決に取り組む名古屋市の河村たかし市長が30日、長妻昭厚生労働相を訪ね、市の本格調査実施の表明から1カ月半で持ち主の大半が判明したことを説明した。長妻厚労相は「協力いただける自治体にも参考にしてもらえれば」と述べ、名古屋市をモデルに自治体の協力を広げ、不明記録の解明を進めたいとの考えを示した。

 名古屋市は、社会保険庁が持ち主を特定しかけたものの、所在不明で追跡できないとした受給者の記録4000件について、国民健康保険などの市の個人情報と照合、連絡先を把握した。9月14日の河村市長の「解明宣言」が大きく報じられたことから、このうち約3000件の持ち主が市の本格調査前に自発的に社会保険事務所に連絡するなどして記録を確認できた。さらに、市が今月15日から持ち主とみられる802人に電話や訪問を始め、2週間で360件が本人と確認された。河村市長は「国に文句を言う前に市町村でできることがある」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091031-00000034-mai-pol

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2009.11.05 Thu l 年金 l top ▲
10月30日23時57分配信 産経新聞

 大阪市は30日、平成19年度分の国民健康保険料について、少なくとも約千人に対して計数千万円を過大請求していたと発表した。保険料の変更ができる期限を短縮していたのに一部の区で見落としていた。この時期は「消えた年金問題」を受けた社会保険庁の調査で年金受給額がアップした高齢者が増加しており、市で保険料の変更作業をしていた。

 請求を受け取った半数近くの人がすでに増額分の保険料を支払ったとみられ、市は11月中にも返還する。

 市によると、過大請求が判明したのは平野や住之江などの7区。19年度の保険料の変更決定ができる期間について、短縮されて今年7月2日までとなっていたのに、従来通りだと誤り、3日以降も増額決定を行っていた。

 当時は、社保庁の調査で18年にさかのぼって年金受給額が増えた高齢者が現れていた。保険料は前年の所得と連動しているため、市は年金の増額に伴い、19年度の保険料を変更する作業を行っていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091030-00000657-san-soci

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2009.11.05 Thu l 年金 l top ▲
10月26日20時23分配信 毎日新聞

 「担当の○○と申します。ご用件を伺います」。年金相談者に窓口で名刺を手渡す取り組みが26日、全国の社会保険事務所などで始まった。名刺の裏には説明を記入するメモ欄も。

 社保庁では「消えた年金」の発覚後、相談者が年々増え、08年度に1240万人を突破。「社保庁の国民への対応は失礼だった。名刺を渡すというのは当たり前のこと」。長妻昭厚生労働相の指示によるサービス改善の一環だ。

 だが、「年金記録問題は幹部も含む組織50年間の問題。窓口だけの話でない」とある職員。冷ややかな現場の声も漏れる中、「ミスター年金」の意識改革も一朝一夕にいかない?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091026-00000021-maip-soci

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2009.10.29 Thu l 年金 l top ▲
10月24日7時57分配信 産経新聞

 福井社会保険事務局は23日、年金制度の変更に伴った事務作業のミスで、年金の過払い2件で計412万円が時効(5年)のため回収できなくなったと発表した。ほかの過払い1件でも174万円が時効で回収不能となり、合計586万円が水の泡となった。時効分を除く返納額は計1003万円にのぼる。

 武生社会保険事務所が平成16年、越前市に住む女性の老齢厚生年金の支給を決定した際、過去に入っていた農林共済組合期間を厚生年金の被保険者期間と合計し、16年5月から21年7月の間、約620万円を過払いしていた。

 平成14年に農林共済が厚生年金に統合される際、女性は共済の退職年金受給を選択。ところが同事務所は届けを見落とし、厚生年金期間に共済の期間345カ月を上乗せしていた。返納額は時効分を除く約590万円で、1人の返納額としては平成18年度以降最高。

 また敦賀社会保険事務所は平成7年、京都府舞鶴市に住む男性の老齢厚生年金を裁定した際、共済組合の期間を上乗せして平成10年4月から21年5月の間に700万円を過払いした。

 昭和61年の基礎年金制度導入で、旧法の共済の期間は基礎年金の受給資格期間に加えるが、年金額には反映しないことになっている。ところが同事務所は新法に沿って年金にも反映させたため、退職年金と基礎年金の重複支給状態となっていた。時効分を除き317万円を返納する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091024-00000025-san-l18

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2009.10.26 Mon l 年金 l top ▲
10月24日18時1分配信 毎日新聞

 福井社会保険事務局は23日、同事務局と武生、敦賀の両社会保険事務所で、年金過払いなど計9件の事務処理ミスがあったと発表した。
 このうち、武生社会保険事務所では7月、越前市の60代女性に、厚生年金約620万円(04年5月〜09年7月分)を過払いしていたことが判明。当時の担当者が書類の注意事項を見落としたのが原因だった。
 また敦賀社会保険事務所でも7月、京都府舞鶴市の70代男性に、厚生年金約700万円(98年4月〜09年5月分)の過払いがあったことが判明した。担当者のデータ入力ミスが原因。これら2件については時効分を除く金額を返還することで当事者と合意しているという。
 同事務局によると、担当者が9件の関係先を訪れ、経過説明した上で謝罪した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091024-00000279-mailo-l18

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2009.10.26 Mon l 年金 l top ▲
10月23日18時1分配信 毎日新聞

 熊本社会保険事務局は22日、熊本西社会保険事務所で国民年金保険料納付書の発送ミスがあったと発表した。 事務局によると、同事務所は9月28日、熊本市内の40代男性から07年8月〜08年6月の納付書再発行の依頼を受け、29日に作成した納付書を定期発送日の今月1日に発送した。このため1日が納付期限(2年間)となる07年8月分の保険料を納付できなくなり、未納となった。納付書を受け取った男性の指摘で発覚した。
 定期発送日以外にも臨時で発送することは可能で事務局は「配慮が徹底されていなかった」とコメントした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091023-00000309-mailo-l43

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2009.10.26 Mon l 年金 l top ▲
10月24日1時20分配信 産経新聞

 一世帯当たりの預貯金や株式など金融資産の平均保有額が、昨年と比べて28万円少ない1124万円となったことが23日、金融広報中央委員会(事務局・日銀情報サービス局)の調査で分かった。昨秋以降の景気後退で収入が減って貯蓄を取り崩したり、株価下落で株式の評価額が減少したため。預貯金の構成比が増えるなど家計の安定志向が強まっている。

 無貯蓄を含めた全世帯の平均保有額は2年連続で減少。株式など金融資産を保有している世帯に限っても1478万円で前年から30万円減少した。

 金融商品別の構成比(全世帯)は、「預貯金」が前年から0・8ポイント上昇し、55・1%(619万円)で最多。逆に「有価証券」は前年より2・5ポイント低下し、14・4%(162万円)だった。生命保険や個人年金保険の構成比が高く、安全な金融商品の比率が高まっている。

 企業のボーナスや給与カットなど景気低迷による所得環境の悪化も浮き彫りになった。

 1年前より残高が減少した世帯に、その理由を聞いたところ、「定例的な収入が減ったので貯蓄を取り崩した」が前年の50・7%から56・1%に大きく上昇した。「株式、債券価格の低下で評価額が減少した」も前年から6ポイント上昇の19・0%で、市況の悪化も響いている。

 一方、貯蓄(金融資産)のない世帯は全体の22・2%を占め、平成15年以降ほぼ横ばいが続く。「年収が低い世帯ほど貯蓄がない」(同委員会)傾向という。

 金融商品の選択基準については、「少額でも預け入れや引き出しが自由にできる」などの流動性を選んだ世帯の構成比は前回より13・2ポイント上昇し、36・1%となった。先行きに対する不安感からいつでも現金が使えるようにしておきたいことや、投資する商品を決めかねているためとみられる。

 調査は全国8千世帯(世帯主が20歳以上で世帯員が2人以上の世帯)を対象に前回と同様6〜7月に実施、回答率は50・3%だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091024-00000506-san-bus_all

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2009.10.26 Mon l 年金 l top ▲
10月23日10時23分配信 時事通信

 長妻昭厚生労働相は23日午前、TBSの番組に出演し、年金記録問題について「被害者は少なく見積もっても1000万人いる。分析して一刻も早く被害を救済する」と述べ、問題解明を急ぐ考えを表明した。その上で、年金相談サービス向上の一環として、全国の社会保険事務所で窓口対応に当たる職員が相談者に渡す名刺を作成したことを明らかにした。
 厚労相は出演後記者団に対し、被害者数の根拠として、「『宙に浮いた記録』の中で、ほぼこの人ではないかというのが1030万人いる」と指摘。さらに厚生年金の標準報酬月額の改ざんや、脱退手当金を受け取っていないのに受領扱いにされた人たちの存在を挙げた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091023-00000034-jij-pol

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2009.10.26 Mon l 年金 l top ▲
10月22日18時39分配信 読売新聞

 国立社会保障・人口問題研究所は22日、2007年度の年金、医療、介護などの社会保障給付費が91兆4305億円だったと発表した。

 統計を取り始めた1950年度以降、給付費の総額は毎年度増え続けており、今回初めて90兆円を突破した。

 対前年度の増加額は2兆3207億円で、伸び率は2・6%だった。鳩山政権は、来年度から中学卒業まで月額2万6000円(初年度は半額)を支給する「子ども手当」を実施するとしており、こうした少子化問題への対応や、高齢化の進展で、今後も給付費増加傾向が続くのは確実だ。

 収入面は、総額100兆4289億円のうち、社会保険料が56兆8740億円(全体の56・6%)、公費負担が31兆368億円(同30・9%)だった。

 国民1人当たりの給付費は71万5600円で、対前年度の増加額は1万8200円、伸び率は2・6%だった。

 分野別の給付費としては、年金は前年度比2%増の48兆2735億円(全体の52・8%)。医療は前年度比3%増の28兆9462億円(同31・7%)。介護は前年度比5・2%増の6兆3727億円(同7・0%)だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000870-yom-pol

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2009.10.26 Mon l 年金 l top ▲
10月22日1時35分配信 産経新聞

 平成22年度予算の概算要求は、空前の「95兆円」まで膨張した。これほど巨額の予算が積み上げられたのはなぜか。そんなに税金を使って「日本の財布」は維持できるのか。政治主導を掲げる鳩山政権初の予算編成で、危機に立たされた国家予算の現場を報告する。

 15日の概算要求締め切りを目前に控えた東京・霞が関。農林水産省3階の第1特別会議室では、副大臣の山田正彦の怒号が部屋中に響きわたっていた。

 「だめだ、だめだ! 局長、こんな予算は絶対に認められない」

 事務方が出した概算要求原案に細かく注文をつける山田ら政務三役。官僚も顔色を変えて食い下がる。

 「副大臣、われわれ役人にとって予算は命です」

 同じころ、厚生労働省では異例の幹部待機が続いていた。「待っているしかないんですよ」。官僚が申し入れていた「大臣へのご説明」に対し、厚労相の長妻昭がなしのつぶてを決め込んでいたからだ。

 鳩山政権初の予算編成では、政と官の間に異様な緊張感が広がった。それでも歳出見直しは不十分に終わり、概算要求は典型的なバラマキ型となった。

  ■  ■  ■

 「膿(うみ)を出す」。そう言って厚労省入りした長妻が出した「予算作成の指示」には、「施設整備は必要不可欠なものに限定」「事業委託、物品調達は2割削減」などの文字が並んだ。年金問題で厚労省と戦った長妻にとって当然の帰結だったが、それでも予算の膨張は避けられなかった。

 政権発足前から、厚労省内では「民主党のマニフェスト(政権公約)をすべて盛り込めば、概算要求は5兆円くらい増えるだろう」(幹部)といわれてきた。看板の子ども手当の財源だけでも初年度に2兆円を超える。

 社会保障重視の鳩山政権にとって、予算編成の最大の問題は厚労省予算が増えた分をどこで削るかだったが、厚労省は「ほかの省庁で切るんだろう」と高をくくっていた。公約の新規政策をそのまま盛り込むなら、従来の予算を要求段階から相当絞り込まなければならない。そんな当たり前の考え方を具体化する力量も今の政治にはなかった。

 経済産業省の政務三役は電卓片手に作業。スタッフ不足は明らかで、そこが官僚の“狙い目”となった。経産省幹部が振り返る。

 「まじめに時間をかけて事業を説明するうちに政務三役も判断が甘くなった」

 政務三役も、すべての政策に目は届かない。削減の標的となった公共事業について、農水省では「15%カットの枠内で局ごとにやってほしい」との指示が出た。事業選別は官僚に委ねられた格好だ。

 山田は「どの部分が必要で、どれが要らないかは、ここにいても分からないことが多かった。時間も限られていたし…」と歯切れが悪い。結局、各省庁は新規施策を列挙する一方、既存予算の要求は合計1兆3千億円しか削れなかった。

  ■  ■  ■

 「個々の施策の理想はあっても優先順位の基準がないから、どんな予算にしたいのかがさっぱり分からない」。経済官庁の幹部は、鳩山政権が財政運営の全体像や具体的な指針を示せていないことが要求の膨張に拍車をかけたと酷評する。

 6月の骨太の方針策定から始まる例年の予算編成との違いは明白で、政府が9月29日に決めた予算の基本方針もA4判のペーパー1枚。財政規律維持などが記されたが具体性に欠ける。

 問題は、今後の査定で歳出膨張に歯止めをかけられるのかどうか。だが、聞こえのいい「政治主導」という名の下に、ずらりと並んだ要求項目を切り込むのは容易ではない。

  ■  ■  ■

 19日夜。通りに響き渡るほどの高笑いが時折漏れ、宴は何時間も続いた。都内にある財務相の藤井裕久の自宅は、さながら概算要求の査定に向けた財務省の決起集会のようだった。副大臣の野田佳彦ら政務三役や事務次官の丹呉泰健…。勢ぞろいした財務省幹部は車座で焼酎や日本酒を酌み交わした。「大臣と飲むのは初めてだったが、強かったね」。出席者の1人は楽しそうに振り返った。

 だが、この夜のムードとは裏腹に、査定作業の先行きはあまりにも厳しい。

 宴の数時間前、首相官邸に駆け込んだ厚生労働相の長妻昭は、首相の鳩山由紀夫と向き合っていた。昨年度いっぱいで廃止された生活保護世帯への「母子加算」の復活を掛け合うためだ。

 「全力で取り組んでほしい」。鳩山から12月復活を確認すると、長妻はほっとした表情を浮かべた。厚労省は平成22年度概算要求で、母子加算について金額を明示しない「事項要求」としていた。それが事実上、認められたからだ。

  ■  ■  ■

 概算要求の中に、重点政策の項目だけを示す「事項要求」は、見かけ上、概算要求の総額を少なくする“隠れ要求”のような存在だ。今回は厚労省のほか、エコポイント制度の継続を要求した環境省など各省庁が事項要求を乱発。事項要求を含めると、95兆円の概算要求は一気に97兆円規模まで膨らむ。

 だが、事項要求を野放図に認めると、予算の絞り込みどころではなくなる。このため藤井は16日、「事項要求はほとんど認められない」とくぎを刺した。母子加算で鳩山が与えた“お墨付き”は、そんなタイミングでの政治判断だった。

 「賢明な財務相なら分かるはずです」

 総務相の原口一博も19日、事項要求絡みでこんな牽制(けんせい)球を放った。総務省の要求は、1兆円規模とされる地方交付税の増額。地方経済が疲弊する中、地方自治体が自由に使える交付税の増額は不可欠との理屈だが、長妻や原口に限らず、多くの閣僚が今後、藤井に事項要求実現の政治決断を迫ることは確実だ。

  ■  ■  ■

 鳩山政権下で、査定の障害となる“政治の壁”は事項要求にとどまらない。

 「公共投資は抑制する方向だが、整備新幹線は1日も早く作りたいという声が多い」。14日、国会内で行われた「整備新幹線を推進する議員の会」。代表の元首相、羽田孜は声を張り上げた。集まったのは約70人の与党議員ら。鳩山も顧問として名を連ねる。

 国土交通省は概算要求で、公共事業費を21年度当初予算費14%減と大幅に減らした。削減の標的はダムや道路などだ。対照的に整備新幹線は、21年度予算と同額の706億円を要望した。新規着工分も凍結されず、年末までに検討することになった。

 国交相の前原誠司は「新幹線だけを甘くしたわけではない」と白紙での検討を強調するが、あらゆる公共事業が軒並み削減される中での新幹線の扱いは、自民党政権で恒例だった予算の“聖域化”も想起させる。

 21年度補正予算の見直しでは、一層の削減を求める行政刷新担当相の仙谷由人に対し“政治判断”でゼロ回答を連発した省庁もあった。今後も同様の動きが広がる懸念は消えない。

 「役人に予算を一律で2割カットしろと言えば、鉛筆をなめながら削減案を作り上げるかもしれない。でも、それでは政治主導でも何でもない。結果的に官僚より削れなくても、政治的に削る努力をしなければいけないのではないか」

 重要閣僚の一人はこう語るが、政治主導の予算編成が機能しないようなら、国の借金である国債を巨額発行するしか道はない。

  ■  ■  ■

 旧大蔵省出身で財政再建論者の藤井は、22年度予算の国債発行について「(21年度補正予算後の)44兆円より減らさないと市場の信認に応えることにならない」と増発に慎重だ。今月上旬、国債増発が不可避とみる閣僚を「今はそんな話をする段階じゃない」とたしなめたこともあった。

 だが、不況のあおりで21年度税収は当初見通しの46兆円より大幅に減り、40兆円を割り込む可能性も出ている。22年度も税収の劇的な回復は見込めない。

 鳩山政権は消費税の増税も封印しており、財政健全化の道筋は一向にみえない。そんな中でマニフェスト(政権公約)に縛られたバラマキ型の財政運営を続ければ、子や孫の世代が支払う「借金の子ども手当」を乱発したとのそしりを受けることになる。(敬称略)

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